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開催日:2021年11月27日(土曜)
開催時間:14:00〜16:30(開場13:30)
場所:熊本城ホール
令和3年度ウイルス肝炎研究財団市民公開講座を11月27日土曜日熊本市の熊本城ホールで開催しました。今では当然のようになりましたが、来場時には検温、手指消毒、連絡先を記載していただくなど、新型コロナウイルス感染対策をとりました。席も十分な距離を保って並んでいただきました。このような状況下でしたが、会場には52名の方々に聴講いただき、「九州を代表する肝臓エキスパートに聞く!」というタイトルが良かったと思っています。最初に、ウイルス肝炎研究財団理事長の市田隆文先生からユーモアを交えた開会のご挨拶をいただき、会場を和ませていただきました。
今回はタイトルにもなっていますが、九州を代表する3名の先生をお迎えし、八橋弘先生には、「ウイルス性はこわくない」、井戸章雄先生には、「食べ過ぎ、飲む過ぎ、脂肪肝」、中尾一彦先生のは「肝がんの治療薬が大きく進歩しました」、というテーマで、スライドを使って市民向けに優しく説明していただきました。会場内は、穏やかな雰囲気の中、市民の皆さんが耳を傾けて下さっていました。
当院で2020年から始動している「熊本肝炎プロジェクト」について、スマホを使って肝臓の硬さを調べる「Fib-4 index計算サイト」 の実践紹介をし、コロナ禍での脂肪肝啓発活動について説明しました。会の後半には、「肝臓なんでも相談コーナー」を開設し、参加者の相談を個別に対するブースを設けて、当院の肝臓専門医が対応しました。(相談者11名)
最後に、本講座はウイルス肝炎研究財団と日本肝臓学会によって開催されております。この場をお借りして関係者皆さまのご協力に心より深謝いたします。また、長引くコロナウイルス感染拡大が危惧される中、無事に開催できましたことを嬉しく思います。
また、当日の講演の様子は熊本大学公式YouTubeにて動画配信予定です。
市民公開講座 in Kumamoto 開催責任者:熊本大学大学院 消化器内科学講座 田中 靖人